「宇宙ブーメランは作れるか否か?」(2021年5月 澤田) |新着情報|株式会社エドランド工業 「宇宙ブーメランは作れるか否か?」(2021年5月 澤田) |新着情報|株式会社エドランド工業

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「宇宙ブーメランは作れるか否か?」(2021年5月 澤田)

刃物といえば、皆さんはウルトラセブンのアイスラッガーをご存知でしょうか?

ウルトラセブンは今から約50年前から始まった円谷作品。
モロボシ・ダンの名を借りて、数々の侵略者から地球を守り抜き、
生きる伝説を作り上げた地球愛溢れる真紅のファイターです。
彼の武器であるアイスラッガーは宇宙ブーメランと呼ばれる刃物であり、とてもよく切れます。
今までもウルトラ念力を用いて操ることで、数々の怪獣たちを倒してきました。

さて、そんなアイスラッガーですが…何故切れるのか?
長年の謎でした。
それはアイスラッガーの刃は刃部分が極端に鈍角で、
切るというよりも叩きつけるというほうが合っている気がしていたからです。

そんな鈍角の刃がウルトラ念力による操作が加わったり、
セブンが手にして切りつける事で敵を切るのですから
念力によって何かしらの力を加えているから切れるのではないか…
と私は考えていました。

しかし、調べてみるとたとえ鈍角の刃でも加える力や使いようによっては
しっかり切れることが分かります。
身近なもので例を挙げるならば鋏…あの刃はかなり鈍角ですが、
二つの刃が合わさって力を加える事で紙や毛を逃すことなく切ることが可能です。
逆に刃角が鋭角過ぎると脆く欠け易くなり、
鋭ければ鋭いほどよく切れる訳ではないというこが分かります。

私はいつかセブンのアイスラッガーを作る事を夢見ていましたが、
あれと同じものを作るには地球上にある物質では不可能だと半ば諦めていました。
ですが、近いものなら材質と刃角を工夫すれば作れるかもしれない事が分かってきました。

どんなことでも大事なのは諦めないこと。
考え、工夫し、発展させていくこと、
それは仕事や日常でもとても重要なことではないかと思います。

思考を止めたら進歩が止まる。進歩が止まれば未来がない。
未来は自分の手で創るべきもの。
私も考え続け、工夫を怠らず、より良いものを作れるように
これからも努力していけたらいいと思います。

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