2019.01.29
作る人の「想い」で切れ味が変わる刃物(2019年1月29日 久保)
【一分間スピーチ】(安全ネタ)
昨日、ビール会社の担当者の方と
打ち合わせをしていたときに面白い話をしてくれました。
生ビールって色々な店で飲めるけど、
味が全然違うんですよって言っていました。
例えば、作ってから何日経っているか。運搬をどのようにしたか。
ビールのサーバーをどれだけしっかり洗浄しているか。
コップをどれだけ綺麗に洗って、どれだけ磨いているかで全然味が変わります。
日常的に僕らが缶ビールを飲むときにも、
コップを丁寧に磨いて丁寧に注ぐだけで
まったく味が変わるので試してみてくださいと話していました。
その話を聞いた時に確かにそうだよなと思いました。
例えばもし自分がビールの気持ちになったら、
丁寧に作られて丁寧に運搬されて綺麗な場所できれいなコップに注がれたとしたら
そりゃ頑張ってやろうと思って美味しいビールになろうと
「意思」を持つんじゃないかと思います。
もちろん逆の環境であれば、まぁいっかと適当な味のビールになるかもしれません。
この話は刃物も一緒で、もし自分自身が刃物だったら
綺麗な場所でお客さんのことを考えられて丁寧に作られた刃物は
切れ味も良くなってやろうという「想い」を持ってるんじゃないかと思います。
ぜひ作られる刃物の立場になってものづくりをしてみると
何か気づきが得られるかもしれないので考えてみてください。
【感想】辻
ビールってすべて同じ味だと思っていたけれど、
コップで味が変わったり、何日か経つと味が変わるのは初めて知りました。
今度ビールを飲むときに試してみたいと思う。